しばらく更新できません
諸所不具合のため、更新することが出来ない状況です。しばらくは、古谷千佳子公式webサイトか、Facebook(古谷千佳子)で、活動内容を見ていただきたく、お願い申し上げます。
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空をみあげ祈るようなカタチに積み上げられた石が、
青い空と青い海に囲まれて、輝いているように見えました。
これは、舳倉島の海女たちが、
潜る場所などを確認する目標となるようにと、
石を積んだ「ケルン」です。
豊漁の願いが形になったモニュメントなんですね。
海女の願いは、豊漁。
アワビやサザエ、海藻など海の幸は、そのままお金になります。
お金は、幸せになるための一つの形。
私の願いは、自分のテーマである題材の写真を撮り続けること。
全国の海辺の撮影(海女&里海)をすること。
……というわけで、
READYFOR?の募集も、
いよいよ残り3日です。
【海人写真家・古谷千佳子が、今度は日本各地の海女さんを撮影!-READYFOR?】 | |
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目標金額に無事到達しましたが、
(応援してくださった皆様、本当に有難うございます!!!)
これだけ多くの皆様に応援されているということが、
大きな自信と励みになり、より頑張れるのだと、
この数日間実感しております。
ただ、先日の台風で、
三重の海女漁撮影も停滞ぎみです。
「もうひと押し!」力を貸してください。
(3000円から引換券あります)
どうぞよろしくお願いします!
この夏は九州地方や日本海側の海女取材が多く、
6月に行ったっきりの三重県に、来週行きます。
三重県といっても広いのですが、
どこへ行くかは内緒。
夏の海女漁の季節もそろそろ終わりですが、
色んな海辺を知り、私の見聞を広めることは、
今回は「種まき」で終わってしまうかもしれないけれど、
非常に大切なこと。
長期間をかけて取材していきたいと思っています。
どうぞ末永くよろしくお願いします!
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クラウドファンディングで
ご支援下さいました皆様、本当に有難うございます!
READYFOR?での募集も、残り11日となりましたが、
もう少し支援が必要です。
目標金額に達成しないとプロジェクトが不成立となり、
せっかく応援してくれている人たちの気持ちも
ムダになってしまいます。
実は目標金額は最低限の経費なので、
できれば100%を超えて少しでもプラスになると助かります。
ラストスパートで、頑張りますので、
引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。
ちなみに3万円の引換券として制作する
3地域の限定ミニ写真集(非売品)候補地は、
「鳥羽」「輪島」のほか、あと1か所をどこにしようか検討中です。
1万円の引換券の「1地域写真集」は、
そのどちらかになりそうです。
お楽しみに!
「涙が自然に、頬をつぅ〜っと流れ落ちる」
そんな感動を味わったのは、何年ぶりかな?
8月末に訪れた石川県輪島市の太鼓の振動と、
横笛の音色が忘れられません。
初めて聞いたはずなのに、懐かしい、この響き。
穴を開けた竹(横笛)に、息を吹き込んで奏でる音。
息継ぎをうまく繰り返し、
潜って獲物を採る海女さんや海人と共通する「何か」を感じました。
そしてサンゴの沖縄の海と、海藻の日本の海との違い、
というか、「竹」という素材の魅力なのでしょうか?
日本人である私の心に共鳴したかのような気がします。
私にとって、サンゴ礁の海の斬新な美しさに対して、
日本=故郷の懐かしさ、というのかな?
現在進行形の「全国海女撮影」では、
海女漁だけでなく、
海女さんたちが住む環境のことを知り、
感じなければ成し得ないだろうし、
潜水能力(技術)だけではない、
女性の生き方をも表現したいと思っています。
だから、可能な限り、海だけでなく、
人の繋がりを感じられるように、
機会があるごとに訪れたいと思っています。
初めて見聞きする輪島の祭りの勢いと力強さ、
そして老若男女の誰もが、ひょいと踊り出て、太鼓を叩く、
その景観に圧倒されました。
私の知らない土地で、
こういった伝統が受け継がれ続けているんだ、
こんなステキなにっぽんがあったんだと、
あらためて発見させていただきました。
あまりにも美しく力強い姿と働き。
でも(水中で)触れられると、女らしさに気がつく。
女の人の手って、柔らかいんだ。
「女らしさ」に縛りつけられるのが嫌いだった私だけれど、
今純粋に、その違いを感じられます。
この時は、10メートルくらいだったかな?
この海女さんたちは、
20メートの海底でも仕事している凄腕の海女さんたちです。
私は寒がりなので(沖縄の海は温かくて冬でも潜れますが)、
昨日の大雨の後の日本海では、冷たく感じられました。
4時間も泳いでいると、もう脳停止状態……。
もっと、しっかり食べて(体温を上げて)
身体を作っていかないと厳しいなぁ、と反省しながらの撮影でした。
私の実家は特定の信仰を持っていなかったので、
神仏について深く考えることもなく生きてきました。
でも、当たり前のものとして、
海や自然、地球上にあるすべてのモノ、
そして自分の中にも神があると信じているし、
仏様やご先祖様が天(?)にいることも感じています。
「板子一枚下は地獄」という環境で
仕事をしている海人や海女さんなど、
海に生きる人は信仰深いので、お盆や正月は海に入りません。
盆の入りから、毎日、同じ場所、同じ時間に
念仏を唱える女性たちがいます。
「念仏ばあさん」と呼ばれる、
ある一定の年齢に達した女性たち(職業ではない)です。
地域によって、盆の時期もやり方も異なりますが、
その時に、海に入るとよくないことがあるなど、
お盆は、海女さんであっても海に入りません。
祖先崇拝するこの時期は、漁をお休みしても、
海女さんたちのやることはたくさんあります。
海女漁がお休みなので、
私も少しだけ撮影を休んで実家に戻っています。
「祈り」とは何か?
「生きる」とは?
「潜る」とは?
海女さんを通して、新たに気づかされることも多く、
知ることで、解けそうな謎もたくさんあるような気がします。
撮影/2011年8月、三重県鳥羽市の集落にて